城下町松江のものづくり文化を支える職人の手仕事を、間近で見ることができる『職人商店街』。
美術作品のように繊細で綺麗な和菓子、伝統技術の詰まった八雲塗り、職人が心を込めて打つ出雲蕎麦など、松江が誇る匠の技を是非お近くでご覧ください。
創業 1874 年の老舗「彩雲堂」には全国和菓子協会が認定する “ 選・和菓子職「優秀和菓子職」認定 ” の和菓子職人が 6 名も在籍しています (2024 年 4 月時点)。
この認定を受けている和菓子職人は全国でも 150 名ほどということで、彩雲堂のレベルの高さがうかがえます。
店舗の入り口には、職人の実演ブースがあり、卓越した技能者表彰制度に基づき厚生労働大臣より表彰される「現代の名工」に選ばれた大江克之さんが腕を振るいます !
大江さんの作り出す和菓子はまるで絵画のような美しさで、食べるのがもったいないほど !
皮むき餡を使った、上品な味わいの朝汐 (あさしお)。
松江で大人気のこの上用饅頭を、蒸したてで味わえるのが「五風庵」です。こちらは、松江の老舗和菓子屋『風流堂』が 2023 年にオープンした実演工房。
朝汐の他にも「あんこたっぷり最中」や、仁多米を使った限定製造の餅菓子「五風餅」など、食べ歩きにもぴったりな和菓子メニューが揃います。どれも職人が心を込めて作った逸品ばかり。
工房を構えた島根県松江市唯一の八雲塗製作本舗である『八雲塗やま本』。
八雲塗は明治時代初期、塗師坂田平一が考案した松江の伝統工芸品。漆器の素地に蒔絵を施し、その上から透漆 (すきうるし) を塗り込む伝統的な手法で仕上げられます。
透漆は時間が経つにつれて透明になるため、使えば使うほどに描かれた蒔絵が浮き上がってくるという特徴があります。
『八雲塗やま本』では、漆絵の絵付け体験も行っておりますので、コチラ からご確認ください。
島根と鳥取のそば粉、松江市忌部の天然水「左水 (さみず)」を使用し、職人が毎朝丹念にじっくり丁寧に仕込みをする手打ちそばの店『そば処 玄』。入口すぐそばには蕎麦職人の実演ブースがあり、土日祝日は 11:00 頃から蕎麦打ちを見ることができます。