穂掛祭 (ほかけまつり)
毎年 8 月 28 日に行われる揖夜神社の穂掛祭は神前にお供えをして田の神に感謝する祭りです。西揖屋から神社までの陸路約 1km を名物の鈴なり提灯を連ね、美装した舟行列が町中を練り歩き、大変にぎわいます。
穂掛祭詳細
穂掛祭は近郊近在に名の知れた賑やかな祭礼です。その年実った稲穂を榊に掛けて穂掛榊を作り、新米でこしらえた神酒や焼米などとともに神前に供え、田の神に感謝する祭です。この後、神宮や氏子達に護られた御神輿は、近くの灘から神船に移され、海路崎田鼻の神石「一つ石」へむかわれます。その神船は、満艦飾の各町内のお供船が一列に並んで曳航する例になっています。「一つ石」での豊作豊漁祈念の祭事が終わると、神船は夕方西揖屋の西端の灘に到着されます。
夜になって東へ向かわれる陸路の還幸行列がこの祭の賑わいの最高潮です。露天の並ぶ神社までの道を、鈴なり提灯を先導に、各町内が笛太鼓の囃子方を乗せた屋台車を中心とした行列で通り、沿道は大勢の人でにぎわいます。