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身隠し神事 (みかくししんじ)

 
■伝承
素盞嗚 (すさのお) 尊が、ヤマタノオロチを退治して、稲田姫命をめとった神話に因み、縁結びで知られる八重垣神社に伝わる古伝祭である。
大杉に姫を隠し、その周りを八重の垣を設けて、大蛇から守った故事に起因する祭である。

■神事
5 月 3 日、神社の奥の「鏡の池」(稲田姫が姿を写し、飲用水として用いた。今日縁結びの占いで著名) の水で炊いた名残の御膳を供えて祭式が行われる。
御幸 (みゆき) は、分霊を御輿 (みこし) に移して、行列を仕立て、「ヤイトウ、マイトウ」と連呼しながら本殿周りから夫婦杉まで練り歩き、夫婦杉前に安置し、八重の垣を巡らして終わる。
還幸祭は、御輿ではなく御幣に分霊を移して本殿に還御される。

■八重垣神社
旧神社名は、佐久佐 (さくさ) 社であったが、「八雲たつ出雲八重垣妻込に八重垣つくるその八重垣を」の古歌に因み現社名となった。
縁結びで有名な神社である。
とき 5 月 3 日 神幸祭:本殿から夫婦杉へ分霊を遷座
12 月 15 日 還幸祭:分霊を本殿へ還座
ところ 松江市佐草町 227 八重垣神社
社務所 TEL.0852-21-1148
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