イベント内容
小泉セツ - ラフカディオ・ハーンの妻として生きて【第 2 期】
現在開催中の企画展「小泉セツ-ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」を延長して開催します。ドラマとともに楽しんでください。
1890(明治23)年、アメリカの雑誌記者として日本にやってきたラフカディオ・ハーン。松江では「ヘルンさん」と親しまれたその人の妻となったのが、松江の士族の娘小泉セツです。
小泉セツの64年の生涯を見ると、夫とともに過ごしたのは13年9ヶ月。それはハーンに出会うまでの23年、未亡人時代の27年に比べると短いですが、おそらく彼女が最も生き甲斐を感じ美しく輝いていた時期でしょう。本展では、第1章「セツの生い立ち」、第2章「セツとハーンの物語」、第3章「小泉八雲夫人」という構成の中で、セツ直筆の草稿、帰化に関する書類、ハーンの友人からセツ宛書簡、「思い出の記」草稿、遺愛品などを展示し、西洋人の妻としてたくましくたおやかに時代を生き抜いた一人の女性にフォーカスしていきます。
ハーンの再話文学創作における最大の功労者、小泉セツの生涯に光をあてた展示が行われます。
彼女が夫に与えた影響は計り知れないですが、セツというフィルターを通して、作家ラフカディオ・ハーンを見つめなおしてみませんか。