これぞ!松江のグルメ

出雲そば

 出雲そばは、三大そば(他、わんこそば、戸隠そば)の一つとして知られています。玄そばの挽きぐるみのそば粉を使うため、色が黒っぽく、香り高いのが特長です。江戸や信州の白っぽく上品なそばに比べると、出雲そばは荒々しく男勝りなそば!こしも強く、風味が際立ちます。また、出雲そばには「割子」と「釜揚げ」があり、独特な食べ方をします。ここでは、出雲流の「通」な食べ方を紹介します。

割子そば

 丸い3段の器にそばが盛られた、冷たいそばです。のり、ネギ、大根おろしなどの薬味と、つゆの入った土瓶が添えられます。普通は3段が一人前ですが、地元人は丸い器のことを1枚、2枚…と数え、「割子5枚!」などと注文します。薬味を入れ、つゆを少しかけ、香りとこしを味わいます。締めには「そば湯」をお忘れなく。

釜揚げそば

 出雲独特のそばといえば「釜揚げそば」のことでしょう。茹でたそばを一度、水で締め、温かいだしを入れるのは江戸流。出雲流は、茹でたそばとそば湯を一緒に器に入れます。そこに、のり、ネギ、かつお節などの薬味がのります。好みでつゆをかけて、熱々のそばをいただきます。そば湯には、そばの風味が溶け込み、香りも豊か。素朴な味わいです。

海の幸

 島根県沖の日本海は寒流と暖流がぶつかることから魚の種類も豊富で、イワシ、サバ、ブリ、イカ、タイ、ノドグロ、カニ、マグロ…などが水揚げされています。漁港が近いことから鮮度も良く、海鮮丼や刺身、寿司など、旬で脂がのった魚がおいしくいただけます。

松葉ガニ

 「松葉ガニ」とはズワイガニのご当地ブランド名で、山陰地方で水揚げされた成長した雄カニのことを言います。毎年11月頃から3月頃までが解禁となり、その時期は松葉ガニの旬でもあり、カニの旨みが一層増して濃厚な味が楽しめます。新鮮なものは刺身やカニすきで食せるほか、焼きガニや鍋などにも。また甲羅にカニミソと日本酒を入れた甲羅酒も地元ならではの味わい方です。

松江いわがき

島根町沖合で養殖されている新名物。のぼりのあるお店で召し上がれます。旬は春から初夏にかけて。大きく食べごたえのあるプリプリのカキです。

ノドグロ

 学名ではアカムツと言い、大きいものをノドグロと呼んでいます。ノドグロは上品な甘みのある脂が特長で、白身魚のトロと言われています。松江では刺身や焼き魚、煮つけ、寿司などにして食されています。日本を誇るテニスプレイヤーで松江市出身・錦織圭選手も山陰沖の「ノドグロ」が大好物!

寒ブナ

 汽水湖の宍道湖で育ったフナは臭みがなく、松江の冬を代表する味覚の一つです。地元では年越しにフナを食べる習慣があり、脂ののった旬のフナを細切りの刺身にして、乾煎じしたフナの腹子を和えて糸づくりにします。コリコリした食感がとても珍味な冬の郷土料理です。残ったアラはあら汁に、体の芯から温まります。

宍道湖産やまとしじみ

 宍道湖は海水と淡水が混ざり合う汽水湖で、国内の漁獲高日本一を誇るしじみ(ヤマトシジミ)が獲れます。粒が大きく肉厚なことから味噌汁はもちろん、佃煮などの加工品としてもお土産に喜ばれています。またしじみは肝臓の働きを助ける必須アミノ酸、カルシウムやミネラルなどが多く含まれているため健康志向の方や美肌づくりにもオススメです。

しじみ漁

 近年、しじみを長く漁獲するためにしじみ漁は曜日と時間が決められています。朝早くから湖に舟を出し、ジョレンで湖底を掻きながら漁をする様子は松江の風物詩にもなっています。

宍道湖七珍について

 汽水湖である宍道湖では多彩な魚介類が獲れることから、その中でも特に珍味とされる7種を「宍道湖七珍」と言います。
名称の頭文字をとって「スモウアシコシ(相撲足腰)」と覚えます。

  • 宍道湖しじみ館

    宍道湖しじみ館

    松江市千鳥町36
    TEL:0852-21-5252
    12月~2月 9:00〜17:00
    3月~11月 8:40〜18:00

     宍道湖を一望できる松江しんじ湖温泉街の中にあります。宍道湖産のヤマトしじみの資料が揃う展示室や獲れたばかりのしじみの販売なども。またバンズにしじみエキスを練り込んだ「しじみバーガー」も味わえます。

  • 宍道湖漁業協同組合

    宍道湖魚漁協同組合

    松江市袖師町6-9
    TEL:0852-21-3391

     しじみ漁の管理や漁獲されたしじみの直売をしています。また宍道湖の環境を守るために清掃活動から魚礁の設置、稚魚の放流など幅広い活動を行っています。

松江はおでんの街 おでん

 「松江おでん」は具材が大きいこと、そして地元の黒田セリや春菊などの葉物が入っているのが特長です。松江にはおでん屋が多く、食通であった松江藩松平家7代藩主・松平不昧公が、京都で流行っていたおでん(当時は豆腐を醤油で煮込んだ「今出川豆腐」)を持ち帰り、庶民に広まったのではないかと言われています。おでんは冬ばかりではなく、「おでん」と看板を掲げている店では1年中食せます。

しじみ漁

  あご(トビウオ)出汁の“松江おでん”に“うどん”を入れたものが「おどん」です。新しい食文化をつくりたいと、松江商工会議所の青年部が開発!ジワジワと松江から全国に進出中です。

番外編

むし寿司

むし寿司

 小さなせいろにタケノコやシイタケを混ぜた寿司飯を入れて、その上に錦糸卵、蒲鉾、牛肉、うなぎ、シイタケ、エビなどを乗せ蒸します。蓋を開けると、湯気とともに甘酢の匂いがほのかに香り、具材も鮮やか。一度食べるとクセになるおいしさです。

縁雫カクテル

オリジナルカクテル「縁雫」

 水都「松江」の夜をしっとり楽しみたい人には、オリジナルカクテル「縁雫」はいかがでしょうか。「縁雫」は雨の日限定と晴れの日限定のカクテルがあり、松江市内8店で、それぞれ松江をイメージしてつくったオリジナルテイストが味わえます。お気に入りの一杯を見つけてください。

あご野焼き

あご野焼き

 トビウオのことを山陰地方では「あご」と呼びます。旬のあごをすり身にし、じっくり焼き上げた大きなちくわです。炭火あご野焼きは「本場の本物」に認定されてい2ます。

地酒

地酒

 酒の歴史は古く、出雲神話に登場するほか酒神の神社もあるなど、古代から酒造りが行われていました。美味しい酒米と清水、熟練した出雲杜氏の技が光ります。